不燃木材とは ~火に強い木材、不燃木材~

不燃木材とは、可燃物である木材に難燃薬剤を注入させた「燃え難い木材」のことです。
次の3つの要件が守られているものが、国土交通大臣に不燃材料として認定されています。

  • 1.一定時間以上燃焼しないものであること
  • 2.防火上有害な変形、融解、亀裂、その他損傷を生じないものであること
  • 3.避難上有害な煙またはガスが発生しないものであること

この3つの要件に加えて、耐久性に応じて「不燃・準不燃・難燃」の3つの種類があります。
サカワでは、3つの種類すべての不燃材料(不燃合板・不燃板材)を製造・販売しています。

基準 難燃材料 準不燃材料 不燃材料
時間 5分 10分 20分
総発熱量 8MJ/平方メートル以下

不燃事業への取り組みにあたって

「木を使うこと」で、森林循環が生まれます
2010年に公共建築物木材利用促進法が施工されました。この背景には、戦後日本が、植林してきた杉・桧を中心とする人工森林資源が、現在利用に適した充実期時期を迎えていることがあります。

木材は、再生可能な資源です。人工林において適切な森林管理を行い、木材の生長を促すことで、再生され続け、継続的に利用していくことができます。現代においては、木材を積極的に利用して、適切なボリュームを保ち循環させることが必要不可欠となってきています。つまり「木を使うこと」が美しい山林を保つことにつながります。
不燃木材の可能性
その一方で建築に木材を利用することには大きな課題もあります。それは、火災時のリスクの大きさです。建築基準法では、木造で建築するためには、地域・規模・用途に応じて火災に対する措置を施すことが定められています。具体的には、構造によって火事延焼を防ぐ「耐火構造」のほか、内装材に関する規定(内装制限)があります。

しかしながら、木材の持つ独特の美しさや温かみ、質感は、建材として大きな魅力です。
高い断熱性や調湿作用は言うまでもありません。

不燃・準不燃木材を開発・製造することで、これまで法的な規制により利用が制限されていた「木材」が、
公共建築物や医療・福祉機関、高層マンション、店舗、住宅等で安全に、安心して使えるようになります。

サカワでは、不燃木材事業を通じて、木造建築の可能性を広げることで、地域の山林を守り・育て、
豊かな自然環境を次の世代に受け継いでいきたいと考えています。

街のさまざまな建物が「木造」になることで、森林循環が生まれます