今後弊社にいただきました不燃木材に関するお問い合わせは、引き継ぎ先の細田木材工業株式会社にて対応いたします。また、大規模木質構造事業およびモクロゴ事業につきましても終了いたします。これまでお世話になりました皆様には、ご理解とご愛顧を賜り誠にありがとうございました。(リリースはこちら)
元愛媛大学農学部長の林和男講師を迎えて、建築設計や木材利用に関わる方を対象とする無料オンラインセミナーを開催しました。日本の森林や戦後植林の歴史を辿りながら、2020年現在の木材利用の全体像をお伝えします。木材研究の第一線を走ってきた林講師が自らの足で訪ねた木造建築の事例写真もご覧ください。
皆様には、日本の林業の課題や木の特性、近年の研究開発による新たな木材の可能性を改めて知っていただき、セミナー動画視聴後には「もっと木を使いたい」とならんことを切に期待しております。それでは、一緒に学びましょう!
(2020年9月開催)
・住宅や公共物件に木材を採用する予定のある方
・木材の特性をお客様に説明できるようになりたい方
・内装制限に対応した「不燃木材」について情報収集したい方
元愛媛大学教授、農学部長、副学長、特命教授(JST科学技術戦略森林環境)
【研究テーマ】
木材乾燥、組織材質等
【現在】
愛媛大学、高知林業大学、兵庫森林大学非常勤講師、株式会社サカワ顧問(不燃木材の開発)
今日本では、戦後植林して50年近く経過した人工林が蓄積過多になっている。古い人工林を放置すると、50年後には使える木が激減し、やがて国産材を供給できない事態になるだろう。よって「古い木を切り、新たに木を植える」ことは、将来に国産材を残していくための林業の重大任務だ。
現在の森林蓄積約6,000万㎥に対し、国産材の木材自給は約3,000万㎥であり、蓄積の半分の木材利用にとどまっている(自給率は約36%)。政府は国産材の自給率を50%にまで引き上げる目標を掲げており、私も概ね実現可能と考えた。ここでは、輸入品が多く採用されるのに対し国産材が積極的に使われない理由を考察し、国産材の木材利用を増やす方法を検証・解説する。
サカワでは、不燃木材の持つ過剰な吸湿性をコントロールして白華現象をほぼ解消した「白華レス不燃木材」羽目板を取り扱っています。
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セミナー後のアンケートを一部ご紹介します。